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 ■始まりは他愛も無い会話から
 2004年10月、私はボジョレーの品質を確認するためにフランスのボジョレーにいました。ワインネットのボジョレーヌーヴォでお馴染みのバラック・ド・ラ・ペリエール社のテイスティングに向かう車中、同社の案内人ローランドさんの発したこの会話が全ての始まりでした。 「有機栽培かつノンフィルター(無濾過)で造られる素晴らしいボジョレーの造り手を知っています。興味ありますか?」私たちは、有機で美味しいワインを探していたこともあり、すぐさま「もちろん!」と答えました。テイスティング会場に到着して30分くらいすると、一人の男性がボトルを片手に会場に入ってきました。ドメーヌ・ド・ビュイ・ロンのオーナー、ティエリーさんでした。 | |
■急遽予定を変更して・・・
ティエリーさんが自慢げに持ち込んだボジョレーのサンプルをテイスティングした我々は黙り込んで目を見合わせました。
「これだっ!」
何とも言い表せない不思議な魅力にとりつかれた我々は、ただでさえ余裕の無いスケジュールを急遽変更してドメーヌ・ド・ビュイ・ロンに向かいました。運命に導かれるままに・・・ | |
ティエリーさん(試飲会場) |
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■有機(BIO)に注ぐ情熱
シャンボール ミュジニー村の偉大なドメーヌ、コント・ジョルジュ・ド・ヴォギュエにて仕込みを学び、1998年に畑を購入してドメーヌ経営を開始したティエリーさん。畑では化学物質を一切使用せず、自然のパワーを利用して土地の可能性を極限まで引き出す、これが『ティエリースタイル』。その有機栽培に注ぐ情熱は半端ではありません。日本語が書かれた辞書を片手に有機栽培についていつまでも説明してくれるティエリーさんなのでした。 | |
■あの味が忘れられない・・・
ドメーヌ・ド・ビュイ・ロンのボジョレーの凄いところ、それは一度飲んだらもう一度味わいたくなること。初めてビュイ・ロンを取り扱った昨年、実際に購入されたお客様の好反応には本当に驚かされました。そして皆様が口々に『もう一度飲みたい』とおっしゃられたのが印象的でした。ぶどうの樹の平均樹齢は40年で、中には樹齢60〜70年の古木も含まれます。そのため、驚くほど凝縮感があり、ノンフィルター(無濾過)での瓶詰めにより、極めて濃厚。そして、最も素晴らしいのはそのバランス感覚と類稀なる上品さ。これぞビュイロンマジック!
この味は忘れられません! |
ティエリーさん夫妻とスタッフオオニシ (その手には日本語辞書が) | |