毎年恒例のエアステス・ゲヴェクス発表会が、シュロス・フォルラーツで行われました。今年は、ラインガウ地域の49の醸造所が生産した、リースリングは81品、シュペートブルグンダーは6品がエアステス・ゲヴェクスとして認められました。合格率は60%程度だったそうです。
今年のニュースといえば、エアステス・ゲヴェクスに「trocken(辛口)」の表示が認められるようになったこと。残糖が9g未満のものには、「trocken」とラベルに表記しても良い(ちなみに、しなくても良い、です。)というものです。この規定変更のバックには、ワイン愛好家は辛口を求める傾向が強く、従来の表記規定ではErstes Gewaechsと表記があるだけで、味のタイプが不鮮明であったことにあります。当初、エアステス・ゲヴェクスは中辛口の物が主流でしたが、辛口嗜好の市場に合わせて、年を重ねるに連れて辛口の割合が多くなり、またVDPラインガウは、加盟社間の申し合わせにより、昨年からは辛口のみに絞るようになりました。ラインガウ以外のドイツの生産地域ではエアステス・ゲヴェクスに相当するワインはグローセス・ゲヴェクスという名前が使われており、このワインには「trocken」の表示がしっかりあるため、そちらに購買が流れてしまっていました。
このような流れは、私達も感じ取っていたので、昨年の秋に2種類のリースリング・EGを作ることにしていました。それが今回、ラベルで明確に表記できるようになったことは、私達にとってとてもプラスです。それからシュペート・ブルグンダーもとても良い物ができていたので、審査の合否には、結構自信がありました。以下のワインを発表しました。
2007 Lorcher Kapellenberg Riesling Erstes Gewaechs trocken
2007 Lorcher Kapellenberg Riesling Erstes Gewaechs
2006 Lorcher Bodental-Steinberg Spaetburgunder Erstes Gewaechs
リースリングに関しては、「trocken」は残糖が7,6g、「trocken」の表示が無い方は9,1gです。辛口派向けと、バランス重視派向けに作ったワイン、両方とも良いものができました。シュペートブルグンダーは、表記はありませんが、「trocken」です。
投稿者 Fumiko Ottes 投稿日時 2008/09/02 06:09 #