

食べ物にはオーガニックって聞いたことあるけれど、コットンにもそんなのあるの?って思っていらっしゃる方。 肌に優しく、地球の環境をも考えたオーガニックコットンの魅力について学びましょう。コットンはとてもナチュラルなイメージがありますが、とても環境に負荷をかける作物なのです。
「オーガニックコットン」って何?
『オーガニックコットン』とは農薬や化学肥料を一切使わず、栽培されるコットンのことです。コットンはとてもナチュラルなイメージがありますが、コットンを育てる過程は、実はそうではありません。世界のコットン畑の耕地面積たった2.4%のうち、殺虫剤を使用する量は全体の24%をも使って、コットンを育てているのです!
普通のコットンにはどんな薬品が使われているの?
成育過程で、「薫蒸剤」「殺菌剤」「除草剤」「害虫駆除剤」「生育調整剤」、そして収穫時には機械で綿花を取りやすいように「枯葉剤」まで使います。安全性では、農薬を使用する農家の人々の健康被害をはじめ、コットンの生産地では土壌や空気の汚染、原因不明のガンや農薬中毒による死亡事故が多発しています。
オーガニックコットンはどうやって育てているの?
オーガニックコットンの栽培では化学肥料の代わりに、豆やハーブ、緑肥や牛糞で養分を補います。また、畑の周りに樹木やさまざまな種類の作物を育てて生態系のバランスを保てば、害虫の天敵となる昆虫や鳥たちが住み着いて虫を食べるため、殺虫剤を使わなくとも害虫被害を防ぐことが出来ます。
オーガニックコットンはなぜあまり普及しないの?
オーガニックコットンを認定されているコットンは世界のコットンの全流通量のわずか0.6%です。 農家がオーガニック栽培に転向するには、手間に見合った価格で継続的にコットンを買い取ってくれるバイヤーが必要なのです。
オーガニックであるという証明は誰がするの?
欧米を中心に複数のオーガニック認証機関があります。三年間農薬や化学肥料が使用されていないこと、安全な肥料が使われていること等を検査し、オーガニック認定を受けますこの認定を受けるのに、農家は煩雑な栽培記録をつけ、検査料を支払います。
参考・引用:people tree 2005年春夏号