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代表浅沼丈二 プロフィール 1955年9月生まれ。A型。
79年関西学院大学文学部卒業 80年「オヤユビピアノ」を創業 81年有限会社明響社設立。取締役副社長就任 87年同社を株式会社化 96年代表取締役社長就任 00年株式会社明響社ジャスダック市場に店頭公開 |
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「高校生のジャズ・トロンボーンニスト」から企業家へ
高校生の頃は、関西の天才ジャズトロンボーン奏者としてけっこう有名でした。大学時代も音楽を続け、本気でプロを目指していました。ですが、ジャズの本場であるアメリカに行って、そのレベルの差に愕然としたんです。
「日本では一流になれるかもしれんけど、 アメリカやったら5流くらいで話にならんわ」
ということで音楽の道はすっぱりと諦めました。 卒業後、会社勤めを1年やりました。でも、どうしても好きな音楽の仕事がしたくてたまらない。
父も「どうせ一生苦労するなら自分で好きなことをやったらええやないか」と理解を示してくれました。
そのとき思い至ったのが「音楽演奏練習スタジオ付き喫茶店」でした。それが、僕の企業家としての原点なんです。
楽器の演奏は、貸しスタジオで練習します。でもそこには座るところはないし、練習が終わったらお茶でも飲みながら仲間と話し合える場所ではない。
演奏する曲もレコードを聴いて覚えたいのに、レコードは高くてなかなか買えないですしね。
そういうミュージシャンにとっての「不便なこと」を全部まるごと叶えてしまえ!というのが「オヤユビピアノ」でした。 |
同じく音楽好きの兄聡とともに「オヤユビピアノ」を開業したのは80年の5月。開店資金は父の退職金の2000万円でした。 15坪の広さで、20席でした。
5台のレコードプレーヤーを置いて、会員制度を設けて2000枚のレコードを店内で貸し出すという仕組みでした。今は当たり前になっている「レンタル」ですが、当時はこういう商売は画期的でした。
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「オヤユビピアノ」はまたたくまに人気の店になりました。プロのプレーヤーや、ジャズやロックが好きな若者の溜まり場的な存在になり、毎日大盛況でしたよ。
ちなみに「オヤユビピアノ」というのはアフリカのカリンバという楽器をヒントに名づけました。
翌年の7月には、レコードレンタル専門店の第一号店「オヤユビピアノ豊中店」を出店しました。
オヤユビピアノのミッションは「一曲でも多く、一人でも多くの人によい音楽を」です。これは父の言葉です。
同年12月には、法人化し「有限会社明響社」を設立しました。「楽しさ」を響かせる存在に、という思いをあらわした社名です。
社長には、兄の聡が、わたしは副社長に就任しました。 85年には、レコードメーカーからレコードレンタルの卸代行店に指名され、オヤユビピアノも12店まで拡大しました。
その後はレコードからCDの時代です。時代に合わせて、CDやビデオのレンタルも開始しました。 87年ごろには全国のレンタル店へのCD卸事業は1000店にまでなりました。ただ、過当競争の時代になってしまい、次の「おもろい商売の仕掛け」を探していたんです。 それが「テレビゲーム」でした。 |
明響社にとって大きな転機となったこの事業は89年の「TV(ティービー)パニック豊中店」の出店から始まります。
これは当時主流だった「ファミコン」を扱うテレビゲームのリサイクルショップです。 同年に、TVゲーム用のPOSシステムを完成させ、大々的にフランチャイズ展開をはかりました。
書店さんのインショップ形態がほとんどで、書籍と、ゲームという相乗効果が生まれました。91年には 「TVパニック」100号店を突破しました。
基本的には、新品・中古を亜ゲームソフト専門でしたが94年にはプレイステーションの参入で新品中心に転換していきました。
95年には 「TVパニック」300号店突破。
98年には、売上高も326億円を超えました。
そして2000年にジャスダック市場に店頭公開となりました。
成功の秘訣は、とにかくカンタンに、快適に運営できることを可能にしたということが大きな要因でしょう。
ずっと変わらないビジネスの基本は「こんなんあったらええな」なんです。
ニーズはあるのにビジネスになっていないものや、こうなったらもっといいのに、という思いを形にするのが僕らのビジネスです。 |
2005年からは今までのビジネスの第一線から徐々にセミリタイアというかたちをとり、ずっと取り組みたかったペットビジネスに本腰を入れ始めました。
1998年に我が家にやってきた、愛犬のハナが重度のアトピーに苦しみ続けたのが大きな要因ですが、(詳しくはこちら) 今の、ペットビジネスには憤ることがとても多いんです。
ペットフードの不透明さももちろんですが、一番ひどいのは、犬をショーケースに入れて販売していることでしょう。
一番こころもからだも成長する時期に、ひとりぼっちで小さな何もないケースに一日中閉じ込められることが、犬の成長にとってどんな悪影響をおよぼすことか。
他の先進国では考えられないですよ。ブリーディングというのは、プロのブリーダーが行うべきものでそこで犬種としての性格、性質、そして個としての性格もわかったうえで、じっくりと見極めて家族として受け入れるのが本来のかたちでしょう。
生き物の売買は絶対にしたくないので、しませんが、犬のクオリティオブライフというのが、大きなテーマですね。
まだまだ法整備もないに等しい、日本のペットを取り巻く環境が少しでも前進するよう、かかわっていきたいですね。
飼い方の啓蒙も一緒に提案していけるような、ペットビジネスができたらいいという思いでいっぱいです。
犬を本当の意味で人生のパートナーとして暮らしていけるようなそんなライフスタイルが理想です。
理想ではありますけど、絶対にこれからの流れはそうなっていくでしょう。
その流れの一筋でありたいと思っています。 | | | | | |